大山稜
協力者の女に指示して入浴施設の脱衣所で盗撮をしたなどとして、警視庁は、食品販売会社山田養蜂場(岡山県)の専務取締役の山田満生容疑者(33)=岡山県津山市=を東京都迷惑防止条例違反(盗撮)と児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の両容疑で逮捕し、14日発表した。容疑を認めているという。
信用調査会社などによると、同社はミツバチ製品の開発・通信販売を手がけ、従業員は約290人。満生容疑者は、同社の英生社長の次男。
生活安全特別捜査隊によると、満生容疑者は東京都日野市の無職の女(27)=7月に迷惑防止条例違反容疑で書類送検=と共謀。2022年12月1日、東京都八王子市の入浴施設の女性脱衣室内で、女が透明な防水カバーに入れたスマートフォンを首からさげ、女性の裸体を動画で盗撮した疑いがある。
女は「パパ活」をしていた20年に満生容疑者と知り合い、自身の裸の画像と引き換えに満生容疑者から金を受け取っていた。その後、「あなたの裸には興味はなくなった。若くてきれいな人を撮ってまわってください」などと指示されたと説明しているという。今回の逮捕容疑とは別に昨秋、都内2カ所の入浴施設で複数の女性を盗撮し、計14万円の報酬を得ていたという。
警視庁が満生容疑者のパソコンなどを解析したところ、21年2~7月にSNSで知り合った都内の女子高校生(17)にわいせつな動画計30点を送信させていた疑いも浮上し、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑いでも逮捕した。(大山稜)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル